2025/08/07 19:06

ここからは関係のない『僕の雑談・感想』です。
袋がけって、やり方自体はすごくシンプルなんです。袋に房を入れて、ギュッと縛って、針金でとめる。
ただそれだけ。小学生でもできる作業だと思います。
でも実際には、時間・体力・根性だけじゃどうにもならない部分があるんですよね💦
むしろ、「そこに頭を使わないといけない作業」だなと、最近よく思います。
例えば、袋がけの直前には必ず房への最後の農薬散布を行います。
これをやらないと、袋の中で病気や虫が暴れ放題になって、せっかくのブドウが台無しに…。
だから農薬をまいてから3日以内に袋がけを終わらせる必要があるんです。
この“3日ルール”がなかなか厄介で、雨が降ればアウト☔途中で濡れればもう一回やり直し。
つまり、『農薬→晴れ続き→袋がけ完了』っていう、この黄金リレーを成立させないといけない。
うちも昔、これで失敗してます。
「天気ヤバそうだけど、作業が詰まってるから強行しよう…」って袋かけをした結果、
園の半分が晩腐病で腐り落ちました…😇
それ以来、天気予報の“降水確率20%”でも、もうソワソワが止まらないんです。
「今日やる?明日にする?でも晴れ続きの保証はないぞ?いや、でも濡れたら意味ないし…」って、毎回葛藤しながら空を見上げています。
あと意外と見落とされがちなのが、袋の“しめ方”の精度。
早くやろうとすると、どうしても雑になりがちで。
袋の口がゆるんでたら、そこからカメムシやスリップスが入ってきて、
結局中で大暴れされて終わり。
「袋かけた意味、ゼロじゃん…」ってなるわけです🙃
だから今は、スピードより精度を優先。
こうやって改めて振り返ってみると、たったひとこと「袋がけ」って言っても、
•農薬のタイミング
•雨の予測
•作業スケジュールとの調整
•袋の種類選び
•精度とスピードのバランス
ぜんぶ含めての「袋がけ」なんだなぁと🤔
これ、ちょっと面白くないですか?
ただの袋がけでも、ここまで奥深くて、頭と体と経験を使う作業になる。
こういう瞬間があるから、僕は農業が好きだなあって思います🧑🌾🌱
というわけで、『単純作業の奥深さ』という僕の感想でした!
夏が近づいてきましたが、みなさんご自愛ください。