2025/07/30 18:47



【玉直し・仕上げ摘粒のポイント】

まず前提として、玉直しという作業は『シャインマスカットの粒を最適な位置に配置して、房の形を整える』というものです。


中に入り込んでるやつがあれば表に出したり、空間が空いていればそこを埋めるように隣の粒を動かしたりなどなど…。


とりあえず、『綺麗な形になるように整える』のが玉直しです。

その時にいらないなって判断した粒を切り落とすのが『仕上げ摘粒』です。


そして、どうやったら綺麗な形に整うのか。玉直しのポイントを姉ちゃんに聞いてみました。「なんとなく」と返ってきました。やっぱそうだよね😂


その中でも言葉にしたのが、「肩を意識する」「ラインを揃える」のニ点でした。


①「肩を意識する」

シャインマスカットの上の方の粒(この部分を「肩」と言います!)を残して、且つ上を向くように下の粒を配置して固定する、というものです。


この「肩を意識する」をやらないと、下から上まで粒で詰まった綺麗なシャインマスカットになりません。肩の部分に粒がなく、シャインマスカットの中が丸見えな房(軸や粒の付け根など中が覗けちゃう!)になってしまいます。


②「ラインを揃える」

シャインマスカットの粒が上から下まで一直線にならんでる、これを「ラインを揃える」と姉ちゃんは言ってます。


このラインが綺麗に揃うと、とても綺麗な房になります。揃わずに穴あきがあったりすると綺麗になりません。


いやー難しいね…💦



【未来を想像してシャインマスカットを触る】

そんなめちゃ大変な作業を、ブドウ農家は平然とやります。ですが、「簡単そう!」と思ってやると全然できません。


ブドウ農家の皆さんは、これまでの経験と勘で、綺麗なシャインマスカットになるよう、「未来を想像しながら」シャインマスカットを触り、玉直しをします。


それは難解なパズルのようですが、ブドウ農家の皆さんにはしっかりと未来が見えてます。


僕には到底できないことなので、マジで尊敬してます。

やっぱりかっこいいな!!



というわけで、「シャインマスカット作業の真骨頂『仕上げ摘粒・玉直し』」というお話しでした!